和太鼓結,天然工務店  
 

 

 


保存会の太鼓と今の太鼓
 

   現在,アチコチの保存会系の太鼓が,時流に合った太鼓の表現とどう向き合うかという課題に直面している.それは,時として”守るか””攻めるか”のごとく二律背反的な重い議論となる 場合がある.

 長野県大町市に,保存会内に新たな組織を作るという手法でこれを乗り越えようとしている太鼓がある.言えば,”守りながら攻める”方式なのだろうか.この団体を取材したので報告する.取材場所は,某福祉施設のイベント会場.


 大町流鏑馬太鼓.大町市若一王子神社(にゃくいちおうじじんじゃ)の流鏑馬(やぶさめ)神事に奉納するために創設された太鼓 で,30年の歴史を誇るそうだ.
 この太鼓に所属する,ホンコンさんが旗揚げしたのが,”和太鼓結(ゆい)”.丸山さん(現在は退会)が旗揚げしたのが”天然工務店”.

 

和太鼓結
 ホンコンさんが色々なワークショップをハシゴしているうちに,担ぎ桶胴太鼓の魅力に目覚めて,流鏑馬太鼓の若手有志で結成.流鏑馬太鼓 自体は,女子禁制の戒律を持つが,このシバリも解け,女性メンバーも集めた.和太鼓の新しい表現としての桶胴太鼓.本隊の長胴太鼓の演奏と相まって,明らかに厚さが増したと感じるのは,私だけではないハズ.画像からも,”勢い”が伝わってくる. 全部マイ太鼓ってのもエラい.




 


天然工務店.
  昨年の秋か冬の寒い夜だったと思う.突然,丸山さん(他人行儀だから,以降マルちゃん)から電話を頂いた.たまたま,私は屋外にいてとても寒かったのだけど,マルちゃんは ずっと話し続けた.”ヒマジンさん,俺,流鏑馬太鼓辞めて新しい団体を作ろうと思います”,”それが,何よりも,流鏑馬太鼓の将来の為でもあるんです”.彼の情熱が言葉となって受話口からあふれ出た.結局,寒さを忘れて2時間近くも語り合ったのだろうか?.マルちゃん,実は有名な和太鼓コンテストで全国入賞の実績を持つ人.本当は,和太鼓のグループを作りたかったハズだ.でも,諸般の事情で塩ビ管を叩くことになったのだと思う.だけど,それが逆にとんでもなく新しい表現手段を手にれる事になったんだよね.

  いつか,鳴桜(なを)とガブリ四つに組んで何かやりたいね.


リズムを聞いていると,どこかに和太鼓のテイストを残しているのが,
マルちゃんらしいっちゃ〜マルちゃんらしくもある.




画像向かって左.
メンバーのお子さんなのでしょうか.よく見るとヒザ太鼓を打っています.
お母さんと一緒に,練習してるんでしょうね.ほほえましいです.



座って打つ時と,立ってフォーメーションで打つ時のイメージでは
全くの別物に感じるから不思議です.




実は,激しい性格のマルちゃん.

演奏中にも関わらず突然怒り出して,
見ている方がドキドキしてしまいました.

天然工務店は,
厳しさと優しさでチームを引っ張る
マルちゃんの音楽性に裏打ちされている.
それにしても,そこまでしななくてもぉ,,,,,,


※セリフも上の解説も全部フィクションです(^^)>.偶然,こんな写真が撮れちゃいました.

 

 

 

 

 

 

ところで,,,マルちゃん.

 

 

 

 

 



この〜!!

 


  一体いつの間に,
こんな美しい女性達を集めて,ハーレム作ってたんだよ!!.
隅におけねえぞ〜.

鼻の下,超ノビてるよ〜ん.
(鳴桜(なを)も,今後この路線で行こう!!←ムリだよな)


Copyright (C) 2004[和太鼓 鳴桜(なを)]  All rights reserved. 更新日 : 2004/10/02