介護老人保健施設円会センテナリアンかない原祭での


鈴岡太鼓心鼓毬 彩  
(2004.11.06)
 

 

 

 高森町の老人介護施設,円会センテナリアンのかない原祭にお邪魔した.
元気があれば何でも出来る.和太鼓の演奏に,手拍子や身体でリズムをとる入所されている方々.いつも思うことなのだけど,こうやって心を解放して音楽にのれるって生き方.心豊かなんだと感じた.


介護老人保健施設円会センテナリアン

新館の玄関.目に飛び込んだスローガン.

 

 伊那谷には多数の太鼓団体がある.今回見た2団体がそれを代表する訳ではない.が,この2団体を見て感じたことがある.それは,伊那谷の太鼓は一歩早く成熟期を迎えているのではないかという事.心鼓毬彩,鈴岡太鼓共に衣装に目を引かれる.長いこと続いた,半纏と股引きという森の石松スタイルから完全に脱皮している.太鼓を打つという本来の機能では他と差別化が出来なくなってきた結果なのだろう.なにもとらわれることはない.ワタシもそう思う.

掲載は出演時間順.



心鼓毬 彩
 アオザイ衣装が全て.本来の打撃にプラスして,”女である事”を強烈にアピールする,こういうやりかたもアリだと私は思う.和太鼓に,華やかさ,ゴージャスさと言った,新しいエッセンスを加えておられて文句なしに楽しめた.つけ加えるなら,MCが見事で,演奏された三曲が一つの作品に構成されていた.保育士さんが多い彩なればこそ.流石職業柄だな〜と感じて喜んでいたら,あっという間に演奏が終わってしまった.もっと聞きたかった.


美翔連(大鹿村のよさこいソーランチーム)
 
彩に続いて出演.踊りが大好きな人たちなんだろうな〜ってのがビンビン伝わって来た.思うのだけど,よさこいソーランの人たちって,演舞中み〜んな楽しそうですよね.心からわき出てくる物だだろうな,ツメの垢をいただかなやならんと思う今日このゴロ...



鈴岡太鼓

 赤と白,これが組合わさりゃ,これはメデタイ.でも,おまつりの原点カラーは,加えて黒だ...鈴岡太鼓の衣装はカッコイイ.”お祭りの三原色”を使っているので,とにかく心がウキウキして来る...演目は,鼓童のスタンダードナンバー”彩(いろどり)”だとか”族(ぞく)”なんかを独自解釈して演奏されておられた.鼓童の楽譜は市販されている.とはいえ,力のない太鼓には出来る事ではない.面白い太鼓を発見した.




 

Copyright (C) 2004[和太鼓 鳴桜(なを)]  All rights reserved. 更新日 : 2004/11/07