長野県最北端の太鼓
  栄ふるさと太鼓の皆様方
                            ('02.09.15)
   

 

   長野県最北端の村,栄村の栄ふるさと太鼓を取材しました.9月15日に栄村の名札,常慶院で行われた<月夜のコンサート>の最後に,山門で演奏されていました
 鳴桜(なを)も沢山の太鼓を取材させて頂きました.曲を聴き終わって,今まで聞いたグループの中で恐らく3本の指に入る位,とてもさわやかな気持ちになりました.例えるなら,信濃川の清流を元気に泳ぎ回る若鮎のような太鼓...振り付けは明らかに太鼓連盟系だけど,構成の仕方は少し違う感じがしました.どういう方が創作されているか大変興味を持地ながら岐路についた.メンバーが若い女性ばかりだったので声をかけられなかった小心者のワタシです.今度,演奏会があったら花束もって行くからね..:->

女子高校のバレーボールの授業の様な(私は女子高に立ち入ったことはないケド),腹から出す黄色いかけ声が,曲にとてつもない勢いを生んでいる.画像を見ていても,声が聞こえてきそうだよね.


   

 どの娘を撮影しても表情が生きているから,聞く方も理由なしに楽しくなって来ます.難しい表情で叩く太鼓やお面で脅かす太鼓の対極に,こういう太鼓があってもいいよね.大賛成です.

    

月夜のコンサートというのは,栄村と親交のある小倉知香子さんというプロのハープの演奏家のコンサートで,今年で13年目なんだそうだ.大きなお寺のお堂に村人300人程が集まっていた.ワタシも初めて生の音でハープを聞いた.最初目をつむっていたら,なんでか涙が出てきた.目を開けて周りを見ると,多くのおじいちゃんおばあちゃんが目頭を拭いていた.耳を澄まして聞く.こういう音楽もいいなと思った.少し感動した.小さな村なのにこういう文化が定着しているとは,きっと心豊かなんだろうな.うらやましかった.


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