霊仙寺湖天狗まつりの
飯綱権現太鼓
 ('05.08.21)

 




  











 

  霊仙寺湖天狗カーニバルで太鼓演奏があるという情報を入手した.
ホームページを調べてみると,出演団体名が”飯綱聖大権現清流太鼓”となっていた.
 それを見た私は,取材に行くべきか行かないべきか,ハタと迷ってしまった.霊仙寺湖のある牟礼村には,”飯綱大権現太鼓”があるし,旧大岡村(現長野市)には”聖大権現太鼓”がある.町村が合併すれば,当然合併する太鼓だって出てくるわな.もしかしたら,”飯綱大権現太鼓”と”聖大権現太鼓”が合併した?等と考えたりした.

 それでもと思って,イベントに出かけた.
                     霊仙寺湖のほとり,芝生広場が会場.太鼓の演奏は向かって左
 

ドキドキしながら出演団体名を聞くと,”飯綱権現太鼓”だそうで,鳴桜(なを)の本拠地の松本市ではなかなかお目にかかれない太鼓と出会うことが出来た.MCによれば,この太鼓の結成は1988年.って事は,今年で17年目って事になる.恐らく,意気盛んな若者が旗揚げし,そのメンバーが現在でも頑張っているなのだろう.飯綱山の麓,雄大な自然の中で生き続けてきたこの太鼓.その歴史を考えると,聞いているだけで嬉しくなってきた.



牟礼村は,日本8大天狗が住んでいたという看板があった.
太鼓の演奏中,天狗が出てくる.このパフォーマンス,無条件で楽しめる.
余談だけど,天狗の顔って思いの外撮影が難しい.
横から撮影すると,髪で顔が隠れちゃう.
でも正面から撮影すると,
鼻の高さが分からなくなって,天狗だって事が分からない.
次回から,ポニーテールで出てきてくださいね.




 



おまけ,武蔵流 龍神太鼓.
飯綱権現太鼓を見て,会場内のフリーマーケットを冷やかしたり周辺を散策していたら,次の太鼓の出演になった.牟礼村の姉妹都市である,埼玉県鶴ヶ島市の太鼓なんだそうだ.特に興味はなかったのだけど,折角の機会なので芝生に腰を下ろして聞いていた.
       
           演奏中ノボリを持ってた子供.人間,下積みで器量が決まるんだよ.
               
       ガンバレ〜!!
           



数曲聞いたのでそろそろ引き上げようと思っていたら,突然曲調が変わった.曲名を聞き逃したのだけど,私が今まで見たことのない曲想.高校生くらいの奏者が自信を持って太鼓をぶっ叩いている.打撃力が半端ではない.生き生きとした太鼓の音がバンバン会場に飛んで来る.加えて,いい音を出す為の必然の所作が迫力となって観客に迫ってくる.これが”武蔵流”太鼓なのだろうか?.衝撃だった.
 我を忘れて聞いていたら,画像を撮影し損ねた.
またやってしまった.もう一度,どこかでこの太鼓を聞いてみたい.心からそう思いながら,後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした.


Copyright (C) 2005[和太鼓 鳴桜(なを)] All rights reserved. 更新日 : 2005/08/26